首、肩、背中の痛みとそれに伴う頭痛に悩まされていたお客様をストレッチしていた時のことです。
右半分の施術が終わり、いつものように施術が終わった側と、まだ施術していない側の腕の上がり具合を比べてもらっていた時に、お客様が、眼の辺りを拭う仕草をしました。
ゴミが入ったのか?痒かったのか?その時は気にしませんでしたが、後にその方が投稿してくれたクチコミを見て知ったのですが、涙を拭いていたそうです。
50代の女性のお客様ですが、数十年悩み続けていた痛みが、片方の施術が終わった時点でほぼ無くなっていたことで、嬉しくて涙が出てきたそうです。
「ストレッチはやっぱりすごい!」「公務員を辞めてこの仕事をやってよかった!」「間違ってなかった!」と感じさせてくれた瞬間でした。ありがたいことに感謝の言葉や喜びの言葉はたくさん頂いてきましたが、その場で涙を流して喜んでくれたお客様は初めてでした。
開業直後から感染症の煽りを受け、順調とは言えず、心が折れそうなこともありましたが、自信を持ってこの道を突き進んでも良いんだと再確認できました。
令和5年5月に感染症分類が5類に移行され、感染対策が個人や事業者の判断に委ねられるようになったことから、ようやく社会の動きも少しずつ活発になってきたように感じます。プラスストレッチ開業から4年が経とうとしています。
ストレッチトレーナーである前に一人の人間として、どんな歩みを重ねてきたのかをこの「プロフィール」で紹介させていただきます。
1971年生まれ、犬飼町出身
1971年(昭和46年)2月、犬飼町(現在の豊後大野市)に4人兄弟の長男として生まれました。山と川に囲まれた田舎で駆けまわりながら特に大きな病気もせず元気に育ちました。
30年間の地方公務員経験
何をしたいのか?どんな職業につきたいのか?など全く考えてなくて、ただお世話になっていた叔母の勧めで大分市役所の試験を受けてたまたま合格。高校卒業後30年間勤めることになりました。
採用されてから30代くらいまでは、上司に言われたこと、任された仕事をただ真面目に淡々とこなし、休みの日は趣味のサーフィンに明け暮れてました。農政課→資産税課→市民生活課→環境対策課→介護保険課を経験。40代になって清掃管理課(今の「ごみ減量推進課」)に配属され「家庭ごみ有料化の導入(H26)」という大きな事業に携わりました。この職場では、仕事に対する熱意がものすごく強い上司・同僚達と仕事をすることができ、仕事と積極的に向き合い、夜遅くまで、時には休日出勤をして仕事に没頭した8年間でした。
役職もそれなりについてきたこの時期から、定年までや定年後の自分を真剣に考えるようになりました。そして、このまま定年を迎えた時の自分の姿がどうしても薄く、暗く感じ、明るく輝くような未来はイメージできませんでした。
また高校生の時のように何の目標もなく、ただ時に流されて、ただ歳を重ねていくだけ?このままじゃ「やばいよ!」踏み出すなら「今でしょ!」40代半ば「どうする?自分」。
繰り返すぎっくり腰
私は、22歳の時に初めて「ぎっくり腰」を経験しました。
それ以来、慢性腰痛が続き、「ぎっくり腰」をほぼ毎年のように繰り返すようになりました。
そして、「整骨院」「整体」「按摩」「マッサージ」「整形外科」「カイロプラクティック」「ゴッドハンドと呼ばれる先生がいる治療院」・・・いろんなところに助けを求めて足を運びましたが、残念ながら良い先生と巡り会うことはありませんでした。施術の後は良くなったような気はしますが、痛みが根本から取れることはなく、「悪化」→「処置」→「一時的回復」→再び「悪化」・・・を繰り返し20年が過ぎました。同じような経験をされている方はいませんか?
ストレッチ専門店との出会い
ある時、腰痛や整体につてネットサーフィンをしていた時に、ストレッチ専門店の存在を知りました。福岡県にその店舗がありましたので、早速ストレッチを受けに行きました。若い女性のトレーナーさんでしたが、的確に全身の筋肉を伸ばしてくれて、体が軽くなるのを体感し、とても感動しました。車で3時間かかりましたのでなかなか定期的に通うことはできませんでしたが、若い頃からスポーツを続けていたのでストレッチの重要性は十分理解していました。しかし、自分ではなかなかできない…根本から腰痛を解消するにはこの「やってもらうストレッチ」しかない!と悟りました。
人生を賭けてスタート
長年、腰痛で悩んでいる人たちはたくさんいて、そんな人たちのためになる絶対必要なサービスだ!地元大分にストレッチ専門店がないなら自分でやってみよう!
公務員の安定感はさすがに捨てがたいものがありましたが、退職を決心し、ストレッチ専門店を開業するために在職中から解剖学などを独学で習得しつつ、ストレッチトレーナーになるためのスクールに入校しました。スクールでは、機能解剖学から、アスリートにも通用するストレッチ技術、柔軟性効果とトレーニング効果を同時に得られる技術(PNF)まであらゆる目的や症状のお客様に対応できる技術を習得しました。CBST(コアバランスストレッチ)のライセンス資格を取得した現在もレベルアップのための勉強は欠かさず、常にストレッチ技術のアップデートを図り、スタッフにも落とし込んでいます。また、ストレッチの効率を最大限に発揮できるように筋肉の緊張を抑制するテクニックや姿勢の評価方法についても勉強し続けています。
現在の腰の痛みは?
現在は、軽い腰痛をたま〜に感じる程度で、今はそれが重症化することはなく、「ぎっくり腰」はもう8年くらいやってません。これはストレッチで根本改善できたと言っても良いです!まさに「再発しない身体」を手に入れたと実感しています。
普段からセルフストレッチを行ってますが、腰に重だるさを感じるときは、入念に行います。ストレッチしなければならない筋肉は、姿勢のタイプや症状で異なりますが、私の場合、特に狙う筋肉は、「大腿四頭筋」「中臀筋」「広背筋」などです。
しっかり色々な知識をつけてきましたので、ストレッチが全てではないことは百も承知です。しかし、ストレッチで柔軟性を上げることで救われる人はいます!数多くいます!20年悩んだ腰痛から解放された私の実体験は、絶対的で揺るぎない自信となっています!
企業と伸びるプラスストレッチ
おかげさまでたくさんの方々に支えられ今日まで来ました。お客様からは、首・肩・腰・股関節・肘・膝などの痛みが緩和されて、
- 頭痛が無くなった
- 朝まで熟睡できるようになった
- 足が攣らなくなった
- 疲れが残らなくなった
- 長く歩けるようになった
- 体を動かしたくなった
- ゴルフが再開できた / 飛距離が伸びた
- 「姿勢がいい」と褒められるようになった
など、たくさんの喜びの声をいただき、中には涙を流して喜んでいただくこともありました。感謝の気持ちを直接受け止められる素晴らしい仕事に出会えた喜びと満足感を噛みしめています。
しかし、「ストレッチ専門店」は、大分の皆様にはまだまだ馴染みがありません。どのようなサービスを提供するところなのかを知っていただくのに時間がかかっている状況でありますが、来店してくださるお客様の不調や目的にしっかり向き合い、親身になってサポートをさせていただいています。
令和5年からは、店舗に来店されるお客様のサポートと併せて、地元企業で働く人の健康を維持・向上させることは、「健康寿命延伸」の貢献につながるとの思いから、企業の健康経営サポートにも力を入れています。従業員の健康管理は個人任せではなく企業側が管理する時代となってきました。従業員の皆さんに最大のパフォーマンスを発揮してもらえる健康管理の取り組みの1つとしてストレッチを提案させていただいています。企業の「生産性アップ」「人手不足解消」にストレッチを取り入れませんか?
プラスストレッチは、「体を伸ばし、企業と伸びる」ことを目指しています。より多くの皆さんにストレッチの重要性を知ってもらいストレッチが大分県の皆様の生活習慣に根付き「健康で心豊かな暮らし」ができるようスタッフ一同サポートしてまいります。こんなプラスストレッチをどうか末長くお付き合いくださいますようよろしくお願いいたします。